プチ防犯講座08.自転車に○○はだめ!

Q.自転車の盗難防止として最も不適切なものは、どれでしょうか?

盗難防止

1) 油性のマジックで住所、名前(フルネーム)で書く

2) 複数のカギを取り付ける

3) 盗難登録シートをしっかりと貼り付けておく

4) 不法駐輪をしない



さて、お考え下さい

正解は↓↓↓

盗難防止対策1)の自転車に名前を書き込むでした。
よくフルネームに住所までしっかりと書いてある自転車をみかけますが、とても不用心です。
自転車の紛失と言う面では有効ですが、フルネームが書いてあるとその所有者が、男性か女性かが判別出来るため、女性の場合ストーカーを誘因する可能性があります。
その上住所までご丁寧に書いてあれば、その所在地も教えている様なものです。
絶対に止めて下さい。
子供の自転車も同様に、子供用自転車であれば一目瞭然で子供の物である事がわかるので、誘拐にあったりいたずらされる危険性があります。
この文面を呼んで「自分のところは中間階級で、まず誘拐の心配はない」とたかをくくっているお父さんお母さん、その油断が犯罪に巻き込まれる原因をつくります。
誘拐は裕福な家庭だけが、ターゲットになっていたのは昔のことです。
貨幣価値が10分の1位の国の犯罪者からすれば、日本で年収500万円の家庭は、5000万円の収入があるのと同じです。また身代金の額も億と言った金額ではなく数百万円、時には数十万と言った容易に支払える金額となるので、黙って要求に応じてしまう様になるからです。
犯罪の中で誘拐ほど、割に合わないものありません。しかし犯罪者が海外の人間であれば、失敗しても容易に逃げること、足が付きにくいと言う犯人側の利点があります。まだこの様なケースは極わずかですが、今の世界経済状況下(大不況)ではどんな犯罪に発展していくか分かりません。用心する事に越したことはありません。