イギリスではユニークな駐輪設備があり、景観に応じた多様なデザインが採り入れています。

こちらはマンチェスターの街中で見つけた駐輪設備で、車型の鋳物フレームにパイプ柵が設置されています。自転車やバイクは、チェーンなどを使ってパイプ柵に施錠して、駐輪することができます。

この車型の駐輪設備は、新しい商業ビルの周りの歩道に設置されていて、景観に合う緑色で塗装されています。とてもユニークな形なので、一見、駐輪設備には見えにくく、モニュメントのようですね。この通り沿いには、車型フレームの駐輪設備が二箇所ありました。

こちらもまたマンチェスターの街中で見つけた駐輪設備で、Cycle Podといいます。Cycle Podは、自転車の前タイヤを差し込んで、中心にあるパイプにチェーンなどを使って施錠し、駐輪することが出来ます。Cycle Podは、自転車の前タイヤが固定されるので、転倒を防いで、景観を綺麗に保つことが出来ます。そして、Cycle Podを街路樹と街路樹の間に設置したデザインによって、駐輪設備が目立たないようにしているところもまた、より良い景観を造り上げていると思いました。

こちらは、オックスフォードで見つけたユニークな駐輪設備です。古い建築物の壁に取り付けられている鉄リングに、チェーンなどを使って自転車を施錠することが出来ます。

こちらはチェスターにある大聖堂の前で見つけた駐輪設備で、パイプ柵に木材と鉄鋳物を使ったデザインを採り入れています。大聖堂をイメージしているような細かな模様が素敵です。

こちらは、ロンドンの住宅街で見つけた駐輪設備です。この住宅地のように、家の前に庭がない、歩道に面した住居では、自転車を家の中に留めたり、写真のような駐輪シェルターを設置したりして、自転車を駐輪しているようです。住宅地にある路地には、住人が車を駐車するための駐車エリアを示す白線があり、その駐車エリアに、この駐輪設備が設置されています。