イギリス発祥のゴシック・リバイバル様式
(2019年08月19日)ゴシック・リバイバル様式は教会をイメージしたデザインを住宅の外観に採り入れた建築様式とされており、急勾配の屋根に、十字に見えるような棒状の棟飾りを取り付けているのが特徴です。軒、切妻飾り、棟飾り、出窓の軒下などに細かなデザインが採り入れられているのもまた特徴の一つです。
角にある住宅はゴシック・リバイバル様式を採り入れています。急勾配の大きな屋根に白色のペイントで統一した装飾部分は、細かなデザインがとても素敵です。
こちらの住宅もゴシック・リバイバル様式を採り入れたデザインで、急勾配の大きな屋根があります。玄関屋根にも同じスタイルを使い、それぞれの屋根には棟飾りが取り付けられて、切妻飾りの装飾があり、とても目立っていました。
ゴシック・リバイバル様式を代表する建造物としてロンドン国会議事堂、ビッグベン、ウェストミンスター宮殿があります。建物の外観を見ると、たくさんの柱を使用し、柱頭にはゴシック・リバイバルスタイルの細かな装飾がある棟飾りが使われています。縦のラインが強調されたデザインになっている点も、ゴシック・リバイバル様式の特徴の一つとされています。
ロンドン国会議事堂にある時計台ビッグベンは、工事中なので本来の姿を見ることはできませんが、ビッグベンにつながるウェストミンスター宮殿の外壁にはゴシック・リバイバル様式の装飾を見ることができます。
リバプールの街中で見つけたNorth Western Hallという宿泊施設は、ゴシック・リバイバル様式の建物になっています。細長い窓を使い、各窓の縁取りには、アーチと柱のようにデザインしているところから縦のラインが強調され、建物の側面には棟や柱を使い、その先端には長い棒状の棟飾りを採り入れています。
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