リバプールでは3月頃から気温が10℃を上回る日が続くようになり、日差しが暖かく心地よい時期になりました。たまに20℃近くまで上がるので、日差しが暑く汗ばむ日もありました。3月上旬ごろ、公園にたくさんのクロッカスが咲いていました。クロッカスは球根植物で、茎が短く、黄色や紫色の花が咲きます。

3月中旬になると、ある公園では水仙が咲き始め、公園一帯に咲き広がっていました。水栓もまた球根植物で、この黄色い水仙はダファディルという名前でラッパズイセンとも呼ばれているそうです。

ダファディルは公園だけでなく住宅の庭でも咲いているし、スーパーマーケットでは開花前のつぼみの状態で販売されていました。

この水仙はニホンズイセンと呼ばれる水仙に似ています。イギリス全体で水仙の種類は約40種類あるそうです。

水仙以外にもレンギョウやランタナに似た植物の花が咲いていました。

3月中旬から下旬には桜が咲き始めました。上の写真は芝生が広がっているだけの公園ですが、たくさんの桜の木が植えられていました。木々はまだ細く小さいのですが、木の根に近いところから枝の先までぎっしりと花が咲いていて、日本の桜名所に負けないくらい、とても見ごたえのある桜でした。お花見をしたくなりましたが、ここでは桜の木の下で花を眺める人は一人も見ることはありませんでした。

こちらの写真は道路の中央分離帯で見つけた桜と水仙のコラボです。今後はどんな植物が花を咲かせ、公園や道路に色付けしていくのか楽しみです。