イギリスのリバプールで、なんとなく可愛い、でもどことなくおかしなモニュメントを見つけました！それは、「スーパー・ラムバナナ」というこちらのモニュメントです。スーパー・ラムバナナは日本人の太郎千恵蔵さんがデザインした代表的な作品で、モデルは犬ではなく、なんと羊、そしてしっぽはバナナの形をしているのです！この作品は1998年にリバプールで開催された「Art Tranpennine98」で制作されました。太郎千恵蔵さんは当時のリバプール港の取引物を羊とバナナだと想像してデザインしたのだそうです。太郎千恵蔵さんは、ニューヨーク大学を卒業後、日本だけでなくアメリカやヨーロッパの美術館で行われる展覧会でも作品が展示される国際的な彫刻家、作家および現代美術家です。

その後、スーパー・ラムバナナはリバプールのシンボルとして愛されてきました。現在ではスーパー・ラムバナナより小さいサイズで制作された、多様にデザインされたラムバナナを市内のいろんな場所で見ることができます。市内の衣料品店やとある学校内にもラムバナナがあります。そんなラムバナナはリバプールの文化遺産ランキング第2位になったこともあるそうです。ちなみに第1位はビートルズの楽曲（リバプール・エコー紙より）。日本人の作品がイギリス・リバプールのシンボルになっていることは日本の誇りですね。