こんにちは。
2015年2月3日に開かれた参議院本会議で、
省エネ住宅ポイント制度を盛り込んだ2014年度補正予算案が
賛成多数で可決、成立しましたね。
今回の住宅エコポイントでは、
新築・リフォームは工事の完了日の条件が2015年2月3日以降、
また、完成済みの新築住宅を購入する場合、
売買契約は同じく2015年2月3日以降の契約分が対象になるようです。

ところで、その、住宅エコポイントはご存知でしたか？

住宅エコポイントは、正式には「省エネ住宅に関するポイント制度（省エネ住宅ポイント制度）」で、
地球温暖化対策の推進、及び、経済の活性化を図ることを目的として、
エコ住宅を新築された方やエコリフォームをされた方に対して一定のポイントを発行し、
これを使って様々な商品との交換や、追加工事の費用に充当することができる制度です。

まず、平成２６年１２月２７日（閣議決定日）以降に契約されていることが条件となります。
着工前のものに限り、既存契約の変更契約も含むようです。
そして、着工・着手が平成２６年１２月２７日（閣議決定日～平成２８年３月３１日であること。
工事の完了は予算成立日以降（平成２６年度補正予算）であること、となっています。

ポイント発行申請の期間（新築・リフォーム・完成済購入タイプ）は、
受付開始が「平成２７年３月上旬」で、
期限は「予算の執行状況に応じて公表」となっています。
（遅くとも、平成２７年１１月３０日までには締め切るそうです。）

ポイント交換申請の期間は、
受付開始が「平成２７年３月上旬」で、期限は「平成２８年１月１５日」です。

エコ住宅の新築及びエコリフォームで、工事完了後にポイント発行申請を行います。
工事請負契約→工事完了→ポイント発行申請→ポイント交換申請の流れとなります。

エコ住宅の新築（建設タイプ）及び大規模なエコリフォーム（1,000万円（税込）以上の場合、
工事完了前のポイント発行申請が可能となっています。
工事請負契約（建築確認、性能証明等が必要）→工事完了前ポイント発行申請→
ポイント交換申請（１～２ヶ月程度で商品発送・到着）→工事完了→完了報告の流れとなります。

発行されたポイントは、以下のような商品等と交換可能にする予定です。
また、即時交換にも利用できます。
① 省エネ・環境配慮に優れた商品
② 地域振興に資するもの(地域商品券、地域産品、復興支援)
③ 全国で使える商品券・プリペイドカード(商品の提供事業者が環境寄附を行うなど、環境配慮型のもの)
④ 環境寄附、復興寄付

即時交換とは、エコ住宅の新築、エコリフォームにより発行されたポイントを、
当該工事を行う工事施工者が追加的に実施する工事の費用に充当するものです。
・即時交換を利用する場合は、「ポイント発行申請」と同時に即時交換する必要があります。
・即時交換で申請されたポイント相当の代金支払いは、「工事完了後」となります。
・工事完了前にポイント発行申請を行った場合、完了報告を平成２８年２月１５日までに行う必要があります。

今回の補正予算には、住宅エコポイント制度を再開する費用として、805億円が盛り込まれています。
前回（平成22年9月24日閣議決定）は、延長分も含めると1,400億円を少し上回る予算が取られました。
今回は予算が805億円で、期限は2016年3月31日まで。
利用状況にもよりますが、予算額が期限までに到達する可能性が十分ありそうです。

予算額を超え、期限前に住宅エコポイントが打ち切りになることが予測される場合は、
混乱をきたさないように、今回も利用状況がその都度発表されると思われます。

詳しくは、国土交通省のホームページをご覧下さい。