先日のブログで、お客様から枝豆を頂いた際に「江戸川区旬の野菜カレンダー」をご紹介しました。
今日は、それにちなんで、野菜についてのお話です。
皆さんご存知の「小松菜」、江戸川区の小松川という地名がその名前の由来であることをご存知でしょうか？

八代将軍徳川吉宗は“鷹将軍”と異名があるほど鷹狩りが好きだったのだそうです。
湿地帯が多く好狩場であった葛西領（現在の江戸川区）に実に76回も訪れています。
当時、将軍が鷹狩りにこられた際、食事をとる所を「御膳所」といい、近くの社寺を利用していました。

亀井家は昔より土地の人々に「いづみ様」と言われていました。
伝わる訪として、享保4年に吉宗公が来られた際、「御膳所」となったのが西小松川の間々井の森の香取神社でした。
時の神主・亀井和泉守が餅の清まし汁に冬菜を添えて差し上げたところ、将軍はその冬菜の香味を大変喜ばれ、まだこの菜に名前がなかったことから小松川の里の菜「小松菜」と命名されたと伝えられています。

以来、鷹狩りの際にはいつもお土産として地元の村から小松菜が献上されたそうです。