あなたに合った二世帯住宅の間取り
(2014年11月27日)東日本大震災以降、人と人とのつながりを持ちながら暮らしたいという人が増えています。そんな方におすすめなのが二世帯住宅。お互いに助け合いながら密なコミュニケーションをとって住むことができ、親世帯・子世帯双方に良い影響があるとみなおされています。
それでは、どのような間取りがあるのでしょうか。それぞれのメリット・デメリットとともに見ていきましょう。
寝室など、プライベートなスペースは分けますが、家屋や設備(風呂・トイレ・キッチンなど水回りや玄関など)は共用で使用するタイプです。
メリット
水回り部分を共用するため、住宅を建てるとき・リフォームするとき費用を低くすることができます。親だけでなく、様々な世帯の人と暮らすということで、子どもの情操教育といった面でもよい影響があるといわれています。
デメリット
親世帯・子世帯で生活スタイルが異なることで気を使う場面が増えます。特に夜の時間帯は水の音などが響きやすく、お風呂に入りにくい、遅い時間の食事がとりにくいなどという声が聞かれます。
水回りや玄関など、家の一部を共用し、その他は別々に設ける現在もっとも一般的なタイプと言えます。
リビングなどを共有スペースとし、その他すべてを分けることもあります。
メリット
一つの家の中で共有部分を決め、家族として暮らすことで連帯感が生まれます。
しかしどうしても騒音が気になるという部分をピンポイントで別に作ることで、お互いに気持ちよく過ごせる住宅にすることができます。
デメリット
完全同居型に比べて、施工に費用がかかります。また、メリットでもある共用スペースをどの程度にするかや世帯間の占有スペースの割合など、しっかりと話し合いをする必要があります。
親子とはいえ、異なる生活スタイルや意見がありますので、方向性を定めるのが難しいといわれています。
一つの建物を上下または左右で完全に分けたタイプ。同じ敷地内にそれぞれ独立した住宅を建てるタイプも完全分離型の二世帯住宅と言えます。
メリット
それぞれの世帯に合わせたプランニングで住宅を建築することができます。また、世帯ごとのプライバシーも守られます。建物の間に庭や通路を設けることで、通風・採光がよくなります。
デメリット
十分な敷地が必要なことと、2棟分とまではいきませんがそれに近い建築費用がかかるといわれています。
水道光熱費ももちろん別ですので、やはりこちらも費用が掛かりやすくなります。
そして、室内での交流はほぼありませんので、あまり二世帯住宅という感じがしないという声も。
いかがでしたでしょうか。
都内で二世帯住宅を建設する場合は特に、敷地の問題もあり、完全分離型は難しいのが現状です。
しかし、相談せずに諦めてしまうのはもったいない!
ぜひ一度ご相談下さい。あなたに合った二世帯住宅はどんなタイプか、お話ししながらわかっていくこともあるかと思います。
1階と2階で区切られた二世帯住宅です。親世帯と子世帯それぞれのご希望をお聞きし、キッチンは別々に設置した間取りにしました。建坪20坪の狭小地と思わせない広々空間です。
玄関を入ってすぐにリビングがあります。横切らないと2階に上がれないので、リビングダイニングが起点になります。
玄関入ってすぐに階段があるため、生活リズムが異なっても気兼ねなく過ごすことができます。帰ってきたときにほっとする、あたたかみのある外観に仕上がりました。
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